「ハンターハンター 編 一覧」で調べに来る人が知りたいことは、たぶん3つに絞れます。編の名前、並んでいる順番、そしてそれが単行本の何巻に入っているか。ここではその3つを、集英社の公式ページに載っている全39巻のあらすじを1巻ずつ読んだうえで並べ直しました。
先に断っておきます。各編で何が起きるかは書きません。どこが舞台で、主人公たちが何を目指す話なのか——編の位置づけまでにとどめます。これから読む人の楽しみを削らないためです。巻数も、公式ページで確認できたものだけを書きます。
ハンターハンターの編の一覧と順番|物語は大きく8つに分かれる
ハンターハンターの編は、ハンター試験編・ゾルディック家編・天空闘技場編・ヨークシンシティ編・グリードアイランド編・キメラアント編・会長選挙編・暗黒大陸編(王位継承戦)の8つに分けるのが一般的です。単行本でいうと1巻から39巻まで、この順に並びます。まずは全体を一覧で押さえてください。
- ハンター試験編(1〜5巻):ゴンがプロハンターの資格を取りに行く話。クラピカ・レオリオ・キルアと出会う導入部です※1
- ゾルディック家編(5〜6巻):キルアの実家である暗殺一族の故郷、ククルーマウンテンへ向かう短い区切り※2
- 天空闘技場編(6〜7巻):戦う者が集まる塔で、この作品の根っこにある力「念」を学ぶ話※3
- ヨークシンシティ編(8〜13巻):年に一度の大競売が開かれる街を舞台に、クラピカと幻影旅団が交差する話※4
- グリードアイランド編(14〜18巻):ハンター専用ゲームの中に入り、カードを集めながら念を鍛え直す話※5
- キメラアント編(19〜30巻):人を襲う生物の脅威に、ハンター協会が正面から向き合う話。全体でいちばん長い編です※6
- 会長選挙編(31〜32巻):ハンター協会の次期会長を決める選挙と、キルアの家族をめぐる話が並走します※7
- 暗黒大陸編/王位継承戦(33巻〜39巻):未開の大陸を目指す船の中で、王位継承をめぐる駆け引きが進む現在進行形の編※8
この区切りは、思いつきで引いたものではありません。集英社の公式ページには1巻ごとにあらすじが載っていて、そこで舞台と目的が切り替わる位置を境目にしました。たとえば6巻は「天空闘技場―それは天高くそびえたつ戦う者の聖地」から始まり、19巻は「キメラアントの女王」の話から始まります※3※6。
ハンターハンター前半の編の一覧|ハンター試験編から天空闘技場編まで
前半は1巻から7巻までの7冊です。1巻の発売日は1998年6月4日、7巻は1999年12月22日でした※1※9。ここまでが、この作品の「ルール説明」にあたる部分だと考えています。
ハンター試験編(1〜5巻)
父と同じハンターになるため、そして父に会うために、ゴンがくじら島を出るところから始まります。1巻の公式あらすじには「同じようにハンターになるため試験を受ける、レオリオ・クラピカ・キルアと共に、次々と難関を突破していく」とあります※1。試験は一次から最終まで段階があり、5巻で「ついに最終試験終了!」と明記されています※2。
この編の役目は、4人の動機の違いを見せることです。同じ試験を受けているのに、目指しているものがまるで違う。その差が後の編でそのまま効いてきます。
ゾルディック家編(5〜6巻)
5巻の後半から始まる、いちばん短い区切りです。公式あらすじによれば、失格となったキルアを救うため、ゴンたちは暗殺一族の故郷ククルーマウンテンへ向かいます※2。そして6巻のあらすじは、もう天空闘技場の話から始まっています※3。
つまりこの編は、5巻の後半から6巻の前半までのごく短い範囲に収まります【推測・確信度中】。公式のあらすじは巻単位でしか書かれていないため、正確に何話までかは、ここでは断定しません。
天空闘技場編(6〜7巻)
「天高くそびえたつ戦う者の聖地」で、ゴンとキルアが階を上っていく編です※3。ここで登場するのが「念」で、7巻のあらすじには「念禁止令解除! 約束の2ヵ月が過ぎいよいよ本格的な修行開始だ!」とあります※9。7巻は192ページ、1999年12月22日の発売でした※9。
短い区切りですが、作品の読み方が切り替わる場所なので飛ばせません。念の系統や仕組みを先に知りたい方は、念能力の一覧を6系統で整理した記事を先に読むと、この先の編がずっと追いやすくなります。念の基礎を原作で読み直すなら、入口はHUNTER×HUNTER 7巻です。
ハンターハンター中盤の編の一覧|ヨークシンシティ編とグリードアイランド編
中盤は8巻から18巻までの11冊。2000年4月から2003年10月にかけて刊行されました※9。人気投票でこの2編を挙げる声をよく見かけますが、話の性格はまったく違います。
ヨークシンシティ編(8〜13巻)
8巻でゴンがくじら島に戻り、父ジンが預けた箱を手にするところから助走が始まります※9。街の話が本格的に動くのは9巻からで、公式あらすじには「9月1日、地下競売場から人々が忽然と姿を消し、お宝がなくなった!?」「その行方をめぐり幻影旅団が残虐なる姿を現し始め、騒然となるヨークシン」とあります※4。
この編の特徴は、目的の違う集団が同じ街で同時に動くことです。ゴンたちはゲームを買う資金を集め、クラピカとクロロ率いる幻影旅団はそれぞれの理由で動く。誰が悪役かという単純な図式にならないところが、この編がいまも語られ続ける理由だと考えています。クラピカと団長の関係を詳しく追いたい方は、クラピカとクロロの関係を原作から整理した記事にまとめてあります。
グリードアイランド編(14〜18巻)
ハンター専用ゲームの中が舞台です。14巻の公式あらすじに「ジンのメッセージを受け取り、いよいよG・I(グリード・アイランド)をスタートさせたゴン」と書かれているので、本格的に始まるのは14巻から※5。15巻には「魔法都市・マサドラ到着!!」、16巻には「全51種・61枚のカードをゲット!」と、進行が数字で示されています※9。
ゲームという枠を借りて、念の基礎をもう一度鍛え直す編でもあります。前の編で足りなかったものが何だったのかが、ここではっきりします。18巻まででひと区切りです。
ハンターハンター後半の編の一覧|キメラアント編と会長選挙編
19巻から32巻までの14冊が後半にあたります。刊行は2004年2月から2012年12月28日まで※9。ここに8年以上かかっている点が、この作品の読まれ方をよく表しています。
キメラアント編(19〜30巻)
単行本12冊、全編でいちばん長い区切りです。19巻の公式あらすじには「一日50体の人間を…!! 王を産む準備に入り、より多くの餌を欲するキメラアントの女王」「その危険な隔離指定生物の存在を予感したカイトは、ゴン達を連れ謎多きエコ団体、NGL自治国へ赴いた」とあります※6。
途中から、視点がゴンたちだけのものではなくなります。ハンター協会の側、襲う側、巻き込まれた人の側と、語り手が入れ替わる構成です。読むのに体力が要る編ですが、後の編の前提がここに大量に置かれているため、飛ばして先へ進むのは勧めません。
会長選挙編(31〜32巻)
31巻の公式あらすじは「ネテロが託した次期会長選挙が始まった」で始まり、同じ巻の中でキルアが実家へ戻る話が並走します※7。32巻では「ハンター協会会長選の候補者が4名に絞られた」と、選挙が数字で進みます※9。
戦闘ではなく、投票と交渉で物語が動く珍しい編です。ハンター協会がどういう理屈で回っている組織なのかが、ここでまとめて説明されます。次の暗黒大陸編を読む下地は、この2冊に詰まっています。
ハンターハンターの最新の編は暗黒大陸編(王位継承戦)|33巻から最新39巻まで
33巻から現在までが、暗黒大陸編です。オリコンの記事では「暗黒大陸編」(王位継承編)と表記されています※10。33巻の公式あらすじには「ビヨンドの“狩”の依頼や亡きネテロからの指令に揺れるハンター協会」「十二支ん欠員にはレオリオとクラピカが!?」とあり、舞台がハンター協会の外へ広がっていくことが分かります※8。
34巻で船が出航し、35巻以降は船内での王位継承をめぐる話が中心です。最新の39巻のあらすじは「船内で進行する旅団とマフィアの戦いと熾烈な王位継承戦」で、208ページ、2026年7月3日の発売でした※11。この編から読み始めるなら入口はHUNTER×HUNTER 33巻、いま追いつきたいならHUNTER×HUNTER 39巻が最新刊です。
この編は、まだ完結していません。掲載の形も途中で変わりました。2022年12月26日発売号の第400話を最後に週刊連載が終わり、以降は週刊ではない形で掲載されると集英社のジャンプ編集部が発表しています※10。実際、38巻は2024年9月4日、39巻は2026年7月3日と、およそ2年の間隔があきました※9。
2026年に入ってからの動きも数字で残っています。6月29日発売の『週刊少年ジャンプ』31号で第411話が掲載されて再開し、9月7日発売の2026年41号の第420話をもって10週連続の掲載が終了しました。第421話以降の掲載時期は、記事の時点で発表されていません※12。だから、最新の編の「収録巻」だけは、これから動きます。40巻が出た時点で、この記事の数字も古いものになるはずです。
なお39巻の発売で、シリーズ累計発行部数(デジタル版を含む)が1億部を突破したと集英社が発表しました。累計1億部を超えた集英社作品としては12作品目です※10。
ハンターハンターは何編まである?「編」の名前は公式に決まっているわけではない
ここが、編の一覧を調べるときにいちばん誤解されやすいところだと思っています。「◯◯編」という呼び名は、集英社が公式に定義したものとして確認できませんでした。
実際に確かめた範囲を書きます。集英社のコミックス公式ページには、1巻から39巻まで、巻ごとのあらすじと発売日とページ数が載っています※13。『週刊少年ジャンプ』公式サイトのコミックス一覧も同じで、載っているのは巻ごとのあらすじです※14。どちらにも「ハンター試験編」「キメラアント編」といった区切りは書かれていません【実測】。
いっぽうで、ニュース記事の側では編名が使われています。オリコンは現在の連載内容を「暗黒大陸編」(王位継承編)と書いています※10。つまり編名は、読者と媒体のあいだで定着した通称として流通している、というのが実態に近いはずです【推測・確信度中】。
これは細かい話に見えて、実用上そこそこ効きます。サイトごとに「何編は何巻から」の数字が食い違うのは、公式の正解が置かれていないからです。だからここでは、編の名前は通称として使い、巻数のほうは公式のあらすじが切り替わる位置に合わせました。数え方によっては、ゾルディック家編を天空闘技場編に含めて7編と数えることもできます。「何編あるか」に唯一の答えは無い、というのが正直なところです。
ハンターハンターの編を一覧でたどるなら、どの巻から読むか|アニメとの対応
アニメから入った人がいちばん困るのが、ここだと思います。2011年から放送されたテレビアニメの最終話は、日本テレビの公式サイトによると第148話「コレマデ×ト×コレカラ」です。その最終話のあらすじには「ゴンは世界一高い木を登る。その頂上にはずっと探していた父・ジンが待っていた」と書かれています※15。
この内容は、原作でいえば会長選挙編の締めくくりにあたります。33巻の公式あらすじがすでに暗黒大陸の話から始まっていることを考えると、アニメは32巻までの内容で幕を下ろした、と読むのが自然です【推測・確信度高】。つまり、アニメを最後まで見た人が原作を続けるなら、33巻からになります。
目的別に、どこから読むかを整理します。
- アニメを完走して続きが読みたい:33巻から。編でいうと暗黒大陸編の頭です
- 念の設定だけ思い出したい:7巻から。天空闘技場編で念の基礎が説明されます
- クラピカの話を追いたい:9巻から。ヨークシンシティ編と、33巻以降の王位継承戦が地続きです
- いちばん長い編を腰を据えて読みたい:19巻から30巻。キメラアント編の12冊です
- とにかく最新に追いつきたい:39巻が現時点の最新刊です
1巻から順に読むのがいちばん確実ですが、全39巻は軽い量ではありません。編ごとの独立性が高い作品なので、興味のある編の頭から入り、足りなくなったら前に戻る読み方でも成立します。編の一覧を先に頭へ入れておく価値は、そこにあります。
出典
- ※1 HUNTER×HUNTER 1/冨樫 義博(集英社)
- ※2 HUNTER×HUNTER 5/冨樫 義博(集英社)
- ※3 HUNTER×HUNTER 6/冨樫 義博(集英社)
- ※4 HUNTER×HUNTER 9/冨樫 義博(集英社)
- ※5 HUNTER×HUNTER 14/冨樫 義博(集英社)
- ※6 HUNTER×HUNTER 19/冨樫 義博(集英社)
- ※7 HUNTER×HUNTER 31/冨樫 義博(集英社)
- ※8 HUNTER×HUNTER 33/冨樫 義博(集英社)
- ※9 HUNTER×HUNTER コミックス一覧(発売日・ページ数)(集英社)
- ※10 『HUNTER×HUNTER』累計1億部突破!集英社12作品目 2年ぶり新刊39巻発売(オリコンニュース)
- ※11 HUNTER×HUNTER 39/冨樫 義博(集英社)
- ※12 冨樫義博『HUNTER×HUNTER』やっぱり10週で連続掲載が終了 次回掲載は未定(KAI-YOU)
- ※13 HUNTER×HUNTER 38/冨樫 義博(集英社)
- ※14 『HUNTER×HUNTER』コミックス一覧(集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト)
- ※15 ストーリー|HUNTER×HUNTER(日本テレビ)
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