2012年5月12日土曜日

連載中の漫画 ランク分け

現在連載中の漫画を自分の中でランク分けしてみました。(2012年5月現在)


★★★★★ 超面白い

HUNTER×HUNTER (ジャンプ)


よつばと! (月刊コミック電撃大王)


おおきく振りかぶって (アフタヌーン)




★★★★ 面白い

銀の匙 (サンデー)
げんしけん (アフタヌーン)
もやしもん (イブニング)
アオイホノオ (ゲッサン)
CAPETA (月マガ)
グラゼニ (モーニング)
ジャイアントキリング (モーニング)
宇宙兄弟 (モーニング)
島耕作 (モーニング)
ガラスの仮面 (花とゆめ)
ちはやふる (BE LOVE)


★★★ なかなか

めしばな刑事タチバナ (週刊アサヒ芸能)
フェアリーテイル (マガジン)
グランドスラム (ヤングジャンプ)
ブッシメン (イブニング)
いぬまるだしっ (ジャンプ)
べしゃり暮らし (ヤングジャンプ)
砂の栄冠 (ヤングマガジン)
センゴク (ヤングマガジン)
闇金ウシジマくん (スピリッツ)
バガボンド (モーニング)
ダイヤのA (マガジン)
NANA(cookie)
らーめん才遊記

★★ 読み続けてはいる

ワンピース (ジャンプ)
ガンツ (ヤングジャンプ)
ハチワンダイバー (ヤングジャンプ)
頭文字D (ヤングマガジン)
アイアムアヒーロー (スピリッツ)
バンビーノ (スピリッツ)
修羅の刻 (月マガ)
ディアボーイス (月マガ)
君に届け (別冊マーガレット)
進撃の巨人 (別冊マガジン)


★ 途中で断念

カイジ (ヤングマガジン)
嘘食い (ヤングジャンプ)
かもめ☆チャンス (スピリッツ)
とめはねっ! (スピリッツ)
カウンタック (ヤングジャンプ)
デリバリーシンデレラ (ヤングジャンプ)
へうげもの (モーニング)
キングゴルフ (サンデーS)




こう見るとモーニングが占める割合が多いな~
だんだん立ち読みできないコンビニが増えているのが悩みです。

もうひとつの悩みは休載ですね。バガボンドが再開したのは嬉しいですが、冨樫先生にも是非ともお願いしたいところ。
また、NANAの連載再開も待たれるところ。矢沢あい先生のご病気も早く回復して欲しいです。








2012年5月10日木曜日

冨樫義博先生のネームの作り方

冨樫義博先生はヘタッピマンガ研究所Rにてインタビューに答えています。





「基本的には漫才ですよ。ネームにする前に紙にキャラ達のセリフのかけ合いを書き出すんですよ」


「その中でキャラ同士がそいつららしさを守った上での最良の一手をボケツッコミみたいな感じでバンバンかぶせていくんです」


「そんで論理展開させてってー 最後は主人公がそのずっと上をゆく解(オチ)を打ち出す」




なるほど~確かにHUNTERXHUNTERのキャラ同士のやり取りってリアルで生きてる感じがします。

特にキルアがゴンとのやり取りでさみしくなっちゃうのがキュンときますよね。




”最後は主人公がそのずっと上をゆく解(オチ)を打ち出す”


確かにゴンとパームのやり取りやデートは圧巻でした。




「基本はキャラ達と相談するかんじでやってますよ」


「例えばキャラが二人いて片方が、『オレはこっちへ行って戦う』 もう一方が『オレはこっち』と別行動にする展開にしたいとしますよね」


「作中では省略されていてもそういう展開になるまでの経緯をセリフの掛け合いとして紙に書きだしてみるんです。ホントにそんな結論になるのかなっていう検証作業みたいなもんですね」


「その過程で『あ こいつの性格だとこっち行きたいとは言わないな』となったらその展開はボツにします」






ナニカの能力でゴンを治した後、キルアはゴンではなくアルカとともに生きることを選びます。そして別れ際にゴンを治したのはナニカだったことも告白します。あの展開は悲しいけれどキルアと相談した上でのことだったんですね。




作者がこんな展開にしたいってことだけが先行してしまうと「え?そのキャラの動き不自然じゃない?」って行動したりしますよね。キャラが自ら動いてないってゆーか。腹減ったからって勝手に一人でどっかいっちゃう海賊とか。論理的(ロジカル)じゃない展開を見ちゃうとすごく萎える。




「ヒーロー戦隊ものってあるでしょ?あれ子供の頃初めて観た時にポーズ決めてる主人公に一切手を出さない敵に納得いかなかったんですよ 逃げもしないし」


「敵が自分の能力や弱点を大事なとこでベラベラ喋っちゃったりとかね 子供ながら理不尽すぎるだろって思ってたんです。だからなるべくそうしたくはないんですよ。全員が死力を尽くしてる感じを大事にしたいというか」



これすごくわかります。読者に説明する方法って色々あって、キャプテン翼とかスポーツ漫画だと実況や解説がその役を担います。自然なんだけど「え?こんな小学生の予選の試合で実況?」って展開も。

バトルものだと同行キャラが解説専門キャラになる塾生がいたり、弱いのに解説のためだけにその場にいて殺されなかったり不自然だな~って思うことも多々。奇妙な冒険もとどめを刺す前にベラベラ自分で説明しちゃうところが萎えちゃうんですよね。

HUNTERXHUNTERはその辺、どこまでは頭のキレるキャラに語らせて、どの部分はナレーションにするかというのが徹底していると思います。




冨樫先生はシナリオ力を高めるために色々な努力をしてきたそうです。




例えば短編小説を読んでそれを長く伸ばすんだったら自分だったらどうするか考えたり、面白くない映画を観ながらこうしたら面白くなるってメモしたり






やはり「なぜ」「自分だったらこうする」と考えることって大切なんですね。





2012年5月8日火曜日

バクマン。最終回を読んで思ったこと


バクマン。がついに終わってしまいました。HUNTERXHUNTERが休載になってしまったのでまたジャンプで読むものが無くなってしまった・・・


バクマン。最終回を読んで思ったこと

もともと漫画がアニメ化して主人公の声優を亜豆が演じた時、亜豆と結婚することがスタートだったので、そこで話が終わるのは最もな形だと思います。

あの日と同じ亜豆の家で
第一話「その夢が叶ったら結婚して下さい」 → 最終話「その夢が叶った”から”結婚してください」
これは第一話の伏線の素晴らしい回収ですね。

いつも右側に座っていたというエピソードは懐かしのクラスメイト時代を思い起こしてもう一度コミックスを読み返したいと思うものですし川口たろうの夢を叶えるというエピソードも良い展開だと思います。


作中には、「アニメのために面白くない内容でダラダラ続けるべきじゃない」「(デスノートのように?)無理に第二部を作ってもダメ」といったような前フリがあったのでエンディングが近いことはわかっていたのですが、最後がなんだか駆け足というかもう一つのテーマである『新妻エイジを超える』という部分がすごく省略されて描かれていたように思います。

バクマン。の面白いところはジャンプとジャンプ編集部の暴露であり、ライバルと戦う漫画家バトル漫画だと思っていただけに、最終回の終わり方はバクマン。はラブコメであり、青春群像活劇だったんだなとちょっとすかされたような気持ちになりました。


ただ確かにスパっと新妻エイジを倒したというエピソードを描くのは難しいし、何十年も買ったり負けたりのライバルになるはずなので、その路線でいけば漫画の最終回でよくあるようないきなり数年後を描いたりするしかなかったのかもしれません。

そう考えればあの終わり方しかなかったのかもなぁ。